ウェルカム・秘密基地

うー寒。11月も終盤に入って急に冷えが厳しくなってきましたねー。
こないだの日曜、極寒＋雨の中出かけたせいか、
夫婦ふたりしてちょっと風邪っぽくなってしまいました。
ウィルス対策には、栄養と睡眠と…　あと加湿器！
そういや、今まで使ってたの、だいぶ古くなってきたな〜。
そろそろ換え時、ネットで注文しておこう。

てなわけで、数日後。

お、玄関に箱が。
こないだ頼んだやつ、来てたんだ。

われもの注意。ふむふむ。
よし、じゃあ気をつけて取りだして…

と思ったら。

詰まっていたのは
あやでした。
（中身は既にリビングに。）

ヒミツ基地を見つけた気分なのか、ご満悦でゴロゴロ。
猫はほんとに箱モノが好き。

新しい箱は、にゃんぐる達が飽きるまで捨てないのが
我が家の暗黙の了解です。

なんてったってアイドル

はっきり言って、我が家の「むく」は、ワガママです。
チヤホヤされてないととたんにゴキゲンナナメになるし、
遊んでもらってる他の子（主に「あや」）に露骨なヤキモチを妬くわ、
なだめようと抱き上げるオットにまで八つ当たりするわの困ったちゃん。

けれど

『いま、私は注目を浴びている！』

と思うと、俄然張り切って愛想を振りまくのが単純でかわいい。
今日も、寝ているところにカメラを向けて声をかけただけで
もう、がんばるがんばる。フルスロットル。

いいねいいね、カワイイね〜。
こっち向いてー！

と、カメラマンモードでおだてれば、木に登る速さは天下一品！(笑)

『　も〜、またシャシン？ しょうがないニャ〜　』

『　こっちのアングルから撮ってニャ！　』

『　それとも、こんなポーズがいいかニャ〜ｖ　』

ひっきりなしにウニャウニャゴロゴロしゃべりながらのポージング連発！
このノリ易さに吹き出してしまうけど、
それが、むっちんの♪　いいト・コ・ロ♪（なつかしい）

あや『　むくねぇちゃん、何コーフンしてるニャ… 』

ひな『 ひなはシャシンより、カリカリの方がうれしいニャ…　』

あまりのハイテンションに、他の子は引き気味だけど、
そんな不審げな凝視も、アイドルには甘美な注目。
上機嫌でカメラ目線バッチリ。

ワガママですぐ怒るけど、おだてればあっという間に回復。後腐れはなし。
猫とはいえ、ちょっとうらやましい正直さかも(笑)

右脚と左脚のはざまで

さーて寝よっかな、と思ったところ、末猫のあやが行方不明。
家の中をあちこち探したあげく、もしやと思い、
先に休んでいたオットの足元をめくってみると…（ぺらり）

発見。

やっぱここか。

「オットが入れたの？」
「んにゃ、自分から潜ってきた。」
「そっか、…秋だねぇ」
「だねー」

ほのぼの。

猫たちが布団にもぐり始めると、季節は秋。
四季の移ろいを実感する光景です。

↑いいから早く閉めるニャ。（by あや）

★お知らせ
谷豊の「色眼鏡回覧板」が、リニューアルしました。
詳しくはこちらを見てね。

ウデマクラして。

寝る時は必ず、オットの腕枕と決めている「ひな」。
オットが休む頃合いになると、急いで寝室にやってきて、
いそいそとワキの間に収まります。

東京に連れてきたばかりの頃は、オットを見ては怖がって
物陰に隠れてたのに、そんなに好きか。
今やすっかり「マイハニー」状態です。

ただ、仲むつまじいのは嬉しいけれど、
隣に寝ている私をげしげし踏みつけて
オットのもとに行くのは勘弁してけれ。
痛いから(笑)

ちなみに、むくの定位置は私の胸の上（重い）
あやの定位置は私の足の間（くるぶしをマクラにするので動けない）。
限られたスペースの中でみんな「お決まり」の場所を決めていて、
お互い、そこには立ち入らないにゃんぐるズです。

秋風が吹けば、朝夕涼しい季節の到来。
にゃんぐる達が布団にもぐってくるのも、もうすぐかな。

9回目の「おめでとう」

1997年、8月27日早朝。
玄関先に、生まれたての仔猫が落ちていました。
それも4匹。

真夏にしてはずいぶん寒い朝でした。

外にてんてんと散らばったその子たちは、濡れそぼって冷え切っていたばかりか、
身体のいたるところに小さなかみキズがあり、
どうやら母猫に産み捨てられた様子。
あわてて獣医さんに電話をしたのですが、
「あー、それもう助かりませんよ。処分する施設の電話番号教えましょうか？」
と、なんとも冷たい返事…
身体をあたため、ミルクを含ませてみたけれど、
願い届かず、弱ったその子たちはあっという間に天に召されてゆきました。

ところが。

たったひとりだけ、生き残った子がいたのです。

その子だけ、無傷だったことが幸いしたのでしょう。
胎盤がついていたことからも、おそらく最後に生まれたのだろうということが
うかがえました。

この子だけでも、なんとか生き延びて欲しい。
お兄ちゃんやお姉ちゃんたちの分まで、頑張ってほしい。

でも、生き残ったものの体力のないその子は、
ほ乳瓶でミルクを含ませても力無く鼻から逆流させてしまう状態。
窒息しないよう、鼻腔にたまったミルクを口で吸い出し、
根気よく、少しずつ飲ませます。

時間をかけ、ようやく、おなかがふくらむところまで飲ませることができました。
せめて１日でも長く、生きてくれるといいけれど…
そんなことを話しながら、カイロをしきつめた小箱に入れ、
家族交代の24時間体制で見守ります。

そんな日が続き…

気がつくと、１週間が経過。
小さくてネズミのようだった身体が、どんどん大きくなってきました。

「なんだか、見るたびに大きくなるね…」
「よし！ ムクムク大きくなるからむくと名付けよう！
　ほら（股間を差して）この子タマがあるし、男の子だし」

というわけで、母命名。
単純きわまりないネーミングですが、率直な思いがこめられた名前でした。

（後に母が主張した「タマ」はただの模様の具合で、
　実は女の子だったことが判明し、
　彼女は男の子のような名前を背負うはめになりますが、
　それはまた別の話ということで…）

むくはその命名通り、毎日たらふくミルクを飲んでむくむく大きくなりました。
目が開き、箱から出たがるようになったのもこの頃。
先住猫のみんなも、このちびっこい新顔を気にして、
何かと構ってくれたものでした。

やがて、生後２ヶ月近く経つ頃には、

まだまだ、ほ乳瓶を見ると突進してくる甘えん坊だと思っていたのに、

いつの間にか、先住猫のみんなに混じってドライフードをポリポリ。
1日1日、薄氷を踏むような思いで見守っていた子は、
たくましく離乳も済ませてしまったのでした。

そして2年後。
私が東京へとヨメに行った直後、母から電話がありました。

「むくが、アンタがいなくなってから毎晩、
　玄関のドアを見て哀しそうに泣きわめくのよ」

その言葉にいても立ってもいられなくなり、
むくを東京の我が家に連れてくることになりました。

「どーもアンタのことを『お母さん』だと思ってるみたいなのよね〜。
　まったく、みんなで育てたのに…」

ブツブツ文句を言う母のかたわらで感動の再会を果たし、
むくはひなとともに上京。
そして、本日、9回目のバースデー。

ちなみに、今日むくがやらかしたことリスト。

・ウォークインクローゼットの中に潜り込み、出られなくなって泣きわめく
・末猫「あや」のゴハンを奪って食べる
・オヤツの入った容器をこっそり狙ったつもりが、ひっくり返してバレ、
　走って逃げる

…まったくもう。

仔猫の時に自分が悲惨な状況だったことを、もちろんこの子は覚えていません。
実に気ままでワガママで、いまだに抱っこをねだってばかりいて、
元気ハツラツ、快眠快食、ヤキモチ焼きの大甘えん坊。

ただ、生い立ちが生い立ちだけに、
毎年この日が来るたび、私も実家の家族も、
あの夏の日の光景と、この子が年を重ねていくことへの感謝を感じずには
いられないのです。

誕生日おめでとう、むっちゃん。
ちびの時にいっぱい苦労したけど、その分いっぱいシアワセになれますように。
大好きなカマボコで、お祝いしようね。

ベッドの上の攻防

GS2祭り中ですが、お料理シリーズはちょっと一休みして。

高校野球決勝戦、延長15回引き分け！
あそこまでやっといて仕切り直しときたか。しかも翌日。
ヘビーだなー、両チームとも、ピッチャーもつのかなぁ。

とはいえ、駒大苫小牧も早実も、攻守に優れてて見応えがありますね。
特に早実のピッチャー・斎藤くん。あそこまで投球数が増えても
ピンチで球威がまったく衰えないなんて素晴らしい！
プレッシャーのかかる状況でも迷わない（ように見える）のがすごいなぁ。

追い込まれた時って、負けん気だけで押し切ろうとしてもだめだし、
かといって体力だけあってもメンタルが弱ければポキッと折れてしまうもの。
双方のバランスがとれていてこその踏ん張りを見せてもらった気がします。
駒大苫小牧も、北海道のチームじゃ、甲子園の暑さはかなり応えるだろうに、
粘り強くて感心。両チームとも、明日がんばれー！

さて。

お天気がいいので、午前中にベッドのシーツを替えることにしました。
新しいシーツを出してごそごそしていると、やってきたのがむく。
何事にも参加する気まんまんのこの子は、こういう場面になると
なんの役にも立たないくせに(笑)いそいそとやってくるのです。
そして、新しいシーツをセッティングしたとたん、ベッドの上を占拠。

こら、お布団セットできないでしょ。
どきなさい。

やだよーん。

どーきーなーさーい。

新しいシーツ、サラサラできもちいいんだニャ〜。
（どかされまいと、右フック連発）

も〜、怒るよ？

平気だも〜ん。
（でんぐりがえって、挑発モード）

結局、しばらくごきげんで転げ回るむく。

ごろごろごろごろごろ。

結局、作業はしばらく中断。

・・・・・・どきなさいって言われてることは理解してるくせに、
絶対、怒られないってわかっててやってるんだよねー。

でも、にゃんこがシアワセだと、つられてシアワセ。
来週誕生日のむくですが、
どうやら永遠の甘えん坊です。

凝視の先

オヤツだよー、と呼んでもむくが来ないので
家中を探したら、窓辺にはりついて固まっていました。
何事かとたどった視線の先には、人…いや虫生を全うしたセミが一匹。

お盆前らしい光景だなー。
といっても、むくには生まれて初めてのセミだったかもね。

いろいろ書きたいことはあるけれど、それはまた次回ということで。

ちょうだいニャン♪

前記事の「イカめし」で一番エキサイトしたのは、
実は私たちではなく、このひと(?)。
そう…我が家の末娘・あや。

下ごしらえの段階からずっと台所でおねだり鳴きし、
食事が始まれば、イスにつかまり立ちして鳴きわめく。

ちょうだい。

ちょーだい。

ちょうだいってば〜！

おハシをめがけて、高速のちょいな攻撃！
目にもとまらぬ早業をブロックしながら食事する私たち。

だって、にゃんこにイカは禁物だもんね。

しかたなく、はんぺんでお茶を濁そうと思ったのですが、
口元に持っていっても、頑として口を開きません。
とりつく島もないとはまさにこのこと。

結局、あやはイカが全部私たちのお腹におさまるまで粘り続けた挙げ句、
カラになったお皿を恨めしげに見つめ続け、
オットに猫じゃらしでたっぷり遊んでもらうまでふてくされてました。やれやれ。

魚介類を調理した日は、さっさと生ゴミを片づけないと
あやに襲われる危険があり（前歴あり）
どんなに疲れていても、片付けは可及的速やかに。
おかげで、どこか緊張感が漂う夕餉です(笑)

お手柄むっちん。

お久しぶりです。
だいぶ空いちゃった。

何をしていたかというと、
先週救急車乗りました！（わー）

やー。急性腸炎だって。
最近疲れがたまってるなー…と思っていたら、
突然すさまじい腹痛に襲われ、立っていることすらできなくなり、
床に這いつくばって呼吸さえやっとの有様に。
死ぬかと思った！

意識が朦朧とすると、人って、視界が狭くなるんだなぁ。
ちいさく狭まった世界に映っていたのは、必死に私を覗き込んで、
ひっきりなしに鳴くむくの姿でした。
その声を聞きつけて仕事部屋から出てきたオットが、
異状に気づいて119番してくれたわけですが、
「むくが家中に響き渡るような声でわーわー喚きながら、
倒れた体の周りをぐるぐるぐるぐる回っていた」らしい。

でかしたむっちん。

その調子で、次回は119番を。（え）
目指せ、ポータルサイトのニュースコーナー！(笑)

無理ニャ。

とりあえず、すべてが落ち着いた後、
ごほうびに大好物のカマボコをもらって
大コーフンのむくなのでした。

さて、私はといえば。
峠を越したもののしばらくは差し込みに似た浅い傷みが続いたので、
消化の悪いものや油ものはシャットアウト。
ひたすら、おカユ・うどん・にゅうめんのループ状態に…

ただ、さすがに飽きてきたのと、ゆるゆると体調も戻ってきたかな？ということで、
日常生活に復帰がてら、パンを焼きました。
ナッツやドライフルーツ入りはまだまだキツいから、ごくフツーのバターロール。

粉ははるゆたか100％。うーん、やっぱり、レシピ通りに作ると、
他の小麦粉で作る時よりややベタついた生地になっちゃうなあ。
おかげで、最終発酵中に、ロールのくるくる具合がほとんど消えてしまいました(泣)
何度か扱って知っていたはずなのに、またやっちゃったよ。
料理って、サボってるとカンが鈍りますね。

でも、はるゆたか100％はやっぱり美味しい！
ふんわりしっとりしたきめ細かな焼き上がりと自然な甘味です。

梅雨時の体調を崩しやすい季節。
みなさんも、お気を付けて。

密着レポート

まだ猫を飼ってなかった子どもの頃、
彼らは「さわりたくてもなかなか機会がない」、あこがれの存在でした。
にゃんこを飼ってる友だちは少なかったし、
道ばたで会っても、距離を縮めれば逃げられて、
何度切ない思いをしたことか…

それが今では

むくにおんぶでゴロゴロされたり、

あやに隙間でゴロゴロされたり。

毎日が猫曜日、スキンシップ三昧。

くっ…（空を見上げる）
猫にこんなにくっつかれるようになるなんて…

出世したなぁ…！！！

と、あほなことをほざきつつ、いいのしあわせだから。
あ　へ　〜　（*´∇｀*）